高齢者の難聴と補聴器の活用法について

多摩ニュータウン情報誌「ぱんどら」1999年9-10月号掲載


 「え?」ご年輩の方の聞き返しが多くなってきたら、それは聞こえが悪くなってきたというサインです。

 耳も年を経るにつれ、その機能が衰えてきます。人の話が聞こえにくい、聞こえていても何を言っているのかよく分からない、これが「老人性難聴」なのです。

 残念ながらこの難聴は治すことができませんので、耳の機能を補うために補聴器を使うことをお勧めいたします。ここで気を付けたいのは、目に視力があるように耳にも聴力があり、難聴の様子は人それぞれに違うということです。ですから医院の防音室で正確に聴力を測定し、その人に合うように補聴器を調整する必要があるのです。調整していない補聴器を付けても、耳にひびいたり騒がしく感じ、結局使用を中断してしまうことになりがちです。

 今は補聴器の性能も良く、耳の穴にすっぽりと入いってしまって、使っていてもわからないタイプもあり、便利になりました。しかし補聴器の普及率はアメリカのまだ半分です。豊かで楽しい生活をおくるためにも、補聴器をより身近に快適に使われることをお勧めしたいと思います。


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