耳の痛み

多摩ニュータウン情報誌「ぱんどら」1998年秋号掲載


 「耳が痛いよう!」子供が夜中に急に泣き出しました。急性中耳炎かもしれません。

 急性中耳炎とは、鼓膜の奥の中耳で炎症がおこったものです。鼻で炎症をおこした細菌が、鼻と耳をつなぐ耳管という管を伝わって、中耳に侵入することによりおこります。症状は、耳の強い痛み、難聴です。赤ちゃんでは、機嫌が悪い、強く泣く、耳に手をやる、耳だれが出るなどの症状がでます。1〜2歳頃と4〜6歳頃の子供に多い病気ですが、子供は耳管が太く短く水平になっているので、大人よりも中耳炎にかかりやすいのです。

 夜間の応急処置としては、痛み止めを飲ませてあげて下さい。激しい痛みはそれほど長くは続かないと思います。なにもないときには耳を冷やしてあげて下さい。翌日は必ず耳鼻咽喉科医を受診して下さい。耳鼻科では、耳の処置に加え、感染源である鼻の処置を行います。抗生物質の内服や、耳にさす点耳も必要でしょう。

 痛みがなくなってからも、難聴のある滲出性中耳炎に移行することがあります。しっかり通院して治しましょう。滲出性中耳炎については次回お話したいと思います。


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