補聴器 会話を楽しむために



 最近、遠くの声が聞きにくい。テレビの音が大きいと言われる。大勢の中で会話が聞き取れない、と言ったことがありませんか。このような方は、まず耳鼻咽喉科医師の診察と、聴力検査を受けてみましょう。治療によっても聴力が改善しない時には、補聴器を使用することをお勧めします。

 補聴器はお耳の機能を100%回復するものではありませんが、会話の聞き取りをしやすくしてくれる有効な器械です。補聴器は医療器具ですので、安易にデパート等で購入するのではなく、耳鼻咽喉科医師の指導の下で、補聴器専門店にて相談することが必要です。(耳鼻咽喉科で補聴器外来を設けている所もあります。)

 補聴器を使うためには第一に、検査の結果と要望をもとに専門員と話し合い、本人にぴったりとあった補聴器を選ぶことです。第二に、補聴器は練習と多少の慣れが必要なので、積極的に使うことが大切です。第三に、不満点は必ず専門員に伝え、調整をしなければなりません。

 補聴器はメガネと違ってすぐに結果は出ません。本人には根気が、周りの人には協力が不可欠です。普通の声ではっきりゆっくりと話すだけで、聞き間違いはかなり減らせます。

 補聴器には箱型、耳掛型、耳穴型などがありますが、最近は性能も向上しています。特に耳穴型は、耳の中にすっぽりと収まるため、騒音の影響を受けにくく、言葉も聞きやすく、目立たないため需要が増えています。中でもミニカナルタイプは、本人の耳の形に合わせて作成し、ボリューム調整も要らないのでアメリカのクリントン大統領も使用しています。

 補聴器を使い始めたら、定期的に耳鼻咽喉科で聴力検査をし、医師のチェックを受けるようにしましょう。

耳穴型はほとんど目立ちません。
  
10円玉と比べてもこんなに小さい。
  
透過模型です。

文・写真 キコエ補聴器

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